初めて、大量の記事を読みレポートにまとめるという取り組みを行った。
1つの記事を書き上げることの大変さを少し垣間見たように感じる。
ただ文字を並べるのではなく、体系立てて相手に分かりやすく工夫を施さなければならない。
ここに一番悩んだ。
私が記事を書く上で工夫したポイントは大きく分けて4つある。
記事作成初心者の人でも、上記の4つの点に注意するだけでより良い記事ができるのではないかと考える。
とにかく調べることはかなり当たり前のことかもしれない。
しかし、知らない言葉や知らない表現を1つ1つ自分の手で調べることで得られる知識は何倍にも膨れ上がると実感した。
始めは、参考資料を読み情報を集める中で初めて見る言葉がほとんどであったので、調べて理解するだけで何時間もかかってしまっていた。
しかし、記事を書き上げた今、言葉の理解なしには1つの記事も書き上げることが出来なかったということも感じている。
「コンテンツ作成のためには、自社製品を誰よりも理解することが大切である」
これは作成した記事の中の一節であるが、これはどんな記事を書くうえでも共通することではないかと思う。
知らない言葉を調べるうえで意識していたポイントがある。
それは、1つの説明文だけでなく、様々な説明から1つのワードを理解するようにしたということだ。
記事を作成する上では専門用語と向き合うことが必須であった。
私は専門用語に関する土台の知識がほぼない状態であったので、専門用語の説明文内に出てくる関連用語も調べなければならなかった。
例えば、SEOを理解する上では、CVやPV、PPC広告など様々な専門的関連用語が存在する。
これらを1つ1つ調べていく必要があったので時間はかかってしまったが、正確な理解という面ではかなりできていると感じている。
これらに真摯に向き合うことで当初よりも分かりやすくて簡潔な記事を作成することが出来たと感じている。
次は、調べた膨大な情報をブロック分けしていく作業である。
SEOや良質なコンテンツのための記事を作成するために成功企業のインタビュー記事を読んだ。
この時は基盤となる知識が少しだけ固まっていた状態だったので、当初よりは難なく記事を読み進めることが出来ていた。
しかし、インタビュー記事というのは様々なバックストーリーを持つ人が存在していたため、これらに共通することは何なのかがどんどん見えなくなってしまっていた。
そこで私は、「共通点を見つけることと相違点を見つけること」という軸を持ってインタビュー記事を見るように意識した。
そうすることですべての情報を取り込むのではなく、情報を取捨選択しながら記事作成のために必要な情報だけを取り込むことが出来た。
そして、共通していることであっても1つとして同じ表現はないので、様々な表現方法を学ぶことが出来た。
上記でも説明した通り、この段階でも1つのワードに対して様々な表現を知ることが出来たので、理解が深まり説明にも幅を持たせることが出来た。
続いては、アウトラインを描くことである。
これもレポート作成やコンテンツの記事を作成する上では必要不可欠なことである。
私のPCフォルダの中には1つの記事に対してボツとなってしまった作品がある。
なぜならアウトラインや構成を考えず書き出してしまったために、本当に伝えたいことがブレてしまっていたのである。
なので、アウトラインを作成し、何が伝えたいのか・構成はどのようにするのかを明確にすることで記事が圧倒的に伝わりやすくなったと感じている。
アウトライン作成のメリットは、2つあると思っている。
〈3-1 1.見やすくなる〉
1つ目は今言った通り、構成が可視化できることで分かりやすく見やすい記事が作成できるということ。
軸となるテーマに沿って伝えたいことを箇条書きで抽出する。
それらの枝分かれした軸に関連性を持たせ、記事を書く時の順序を決める。
そうすることで電車のレールが敷かれた状態になり、何もなかった時より断然走りやすくなる。
〈3-1 2.情報の取捨選択ができる〉
2つ目は、いる情報といらない情報が見えてくることだ。
アウトラインを作成したとき、かなりたくさんの情報を持った状態であると思っていた。
だが、それらは多くの部分が共通していたため、結果的には1つの情報であることに気づいた瞬間だった。
そして同時に、もっとこの情報が欲しい、これに関連する情報が必要だということに気づけた。
その結果、記事を見るポイントもかなり視点を絞ることが出来、当初よりも読むスピードが格段に速くなった。
始めは見るものすべてが初めての状態だが、ある程度情報や知識が集まってくると、それに上乗せされるようにして情報が入ってくるということを実感した。
構成の部分はかなり何度も修正を行った。
一度記事を書いてみて、繋がりがうまくいかないと感じたため、アウトラインから修正し、それに伴って必要な情報が足りていないことに気づき、また情報を集める。
ここを何度も繰り返すことで、一番伝えたいことや関連性の部分がはっきりと見えてくるのである。
この作業は同じ場所で足踏みしている感覚に陥りそうになってしまうが、次の一歩がより良いものになるので、諦めずに取り組むべきポイントだと思う。
そして、実際に記事を書いていくときに気を付けたことは、書き出しである。
書き出しで、ユーザーはその記事を読むか読まないかを選択する。
これは、Webライティングでよく語られていることであるうえ、自分自身もそうしている節があったのでかなり強く実感していた。
だからこそ、自分はどのような記事を読みたいと思うのかという観点から書き出しを工夫してみた。
とりわけ、最近のウェブサイトは1ページで何が書かれているのかを理解できるように工夫していると感じていた。
なので、私も記事を作成する時にはまずこの記事にはどのような内容が含まれているのかを紹介するように意識した。
書き出しのポイントはほかにもさまざまで、
などが挙げられる。
これにすべて触れる記事を作成したところ、あまりにも書き出し部分が重たくなってしまったので、1つに絞って書き出しは簡潔にしようという意識に転換した。
そこで私が意識したのは、簡潔で直接的な結論を冒頭に持ってくることであった。
冒頭に結果を持ってくることによって、ユーザーは得たい情報を一瞬にして手に入れることが出来るのである。
これは、ユーザーの心理に訴えかけるものであるとも思っている。
ユーザーがウェブサイト等で情報を得たいと思う時の心理は、お金をかけずにすぐ手に入れたいときである。
つまり、ユーザーはすぐに情報を手に入れられなかった場合、今開いているあなたのコンテンツから離れてしまう可能性がある。
冒頭に結果を提示することで、そのリスクは軽減されるだろう。
コンテンツ作成は時間をかけてじっくりやるものだが、初めてやるときは自分のコンテンツの内容部分にこだわるというよりも、構成の部分にこだわって、最初の掴みでユーザーを必ずゲットするべきだと考える。
コンテンツは作成すればするほど精度やクオリティが高まっていくので、作成の初期段階では、あらゆるテクニックの中でもいくつかに的を絞って書いていくのがおすすめである。
中でも、書き出しへのこだわりは比較的取り組みやすいので、初心者の方であっても意識するべきであろう。
以上のように、たった4つのポイントに焦点を当てるだけでも0から記事を作成することはできる。
注意しなければならないのは、記事作成のポイントは説明しきれないほどたくさんあるということだ。
書き出しだけでなく、タイトルから構成部分、1つ1つの文レベルまで掘り下げてこだわっていくことで、クオリティはいかようにもアップしていくのである。