これがSEO対策の基本です。
今までは広告を付けることによってアクセス数を増やしていましたが、これからは ”よりニーズに沿った良質なコンテンツ” を作ることによって広告に頼らずともアクセス数を増やすことができます。
しかし、良質なコンテンツを作るだけでは成果が出るまでに時間がかかるなどデメリットが生じるので、今までのSEO対策も含めた知識が必要となります。
この記事では、SEO上位表示に必要な要素について説明していきたいと思います。
目次
SEOとは、Search Engine Optimizationの略語で “検索エンジン最適化” という訳になります。検索エンジンとは、Yahoo!やGoogleなど情報を検索するシステムのことです。
よってSEOとは、ユーザーが検索した時、上位表示されるようなウェブページを構成するという意味になります。
次からSEO上位表示に必要な要素を説明していきます。
1、検索エンジンの仕組みの理解
ここではGoogle検索で検索順位はどのようにして決まるか説明します。なぜGoogleかというと、日本で1番シェア率が高い検索エンジンだからです。
説明する理由は、SEO対策をして上位表示を狙っても検索順位がどのようにして決まるのか知らないとどのように対策していいのかわからず、効果は期待できないからです。
検索順位は以下の3つの作業から決まっています。
検索順位を上げたいのであれば、まずこの3つの作業で順位が決まることを理解しとく必要があります。
2、 キーワード選定
まず、検索エンジンで上位表示を狙うにはキーワードを決めることが重要です。ただ、ユーザーが検索しないキーワードではSEO対策にはなりません。
例えば、「TOEIC 勉強の仕方」と検索した人はTOEICで高得点を取りたいから検索し、「Word 使い方」と検索した人はWordを使って仕事や学校のワークに取りかかりたいから検索しています。
なので、ユーザーのニーズを明確にするために検索回数が多いキーワードを探す必要があります。
キーワードを探すメリットは主に次の3つです。
基本的にキーワードを決めてからコンテンツを作り始めるので、まずキーワードを決めていきましょう。
Googleキーワードプランナーを使うことでどのキーワードが月にどのくらい検索されているか知ることができるので、是非使ってみてください。
3、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いの理解
SEO対策をする上で、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いを理解する必要があります。
2つのSEOの説明は以下の通りです。
ブラックハットSEOでも効果は出ると思われがちだけど、Googleがアルゴリズムをアップデートしてきたことによって効果がほぼ出なくなり、ペナルティを受けて再起不能になることが多くなりました。
よって上位表示を狙ってコンテンツを書くのではなく、ユーザーのニーズに沿って良質なコンテンツ作りを心がけることが近道ということです。
4、良質なコンテンツを作る
良質なコンテンツを作ることはSEO対策では必要不可欠です。
では良質なコンテンツとは何なのか、それはユーザーがきちんとスクロールして読んでくれるコンテンツです。
GoogleはChromeというブラウザを提供しており、このChromeを通してページの滞在時間、スクロールの速さなどユーザーのページ内での動きを見ています。
ユーザーが1分でスクロールして読み終わってしまった場合と10分以上かけてゆっくり読んだ場合では後者の方が質の高いコンテンツだと言えます。
よって、ユーザーがゆっくり丁寧に読んだ記事とGoogleに認識されれば、自動的に上位表示されるということになります。
5、クローリング最適化
1の検索エンジンの仕組みのクローリングについてです。
いくら良質なコンテンツを作ってもクローラー(ウェブサイトの情報を収集するロボット)に見つけてもらわないと効果は出ません。
クローラーがウェブ上のリンクを辿ってページを検出するときのページの見つけやすさをクローラビリティと言います。
クローラビリティが改善されれば、クロール頻度が高くなり、検索エンジンに自社のウェブサイトをより認識してくれるようになります。
結果として、より多くの自社のサイトの情報をインデックスされ、上位表示されやすくなります。
逆にクローラビリティが改善されないと、クローラーにうまく認識してもらえずインデックス自体されなかったり、記憶して欲しい情報が記憶されないことが起きてしまいます。
クローラビリティを改善してクローラーにより多くサイトに訪れてもらいましょう。
6、インデクシング最適化
次は1のインデクシングについてです。
インデクシングとは、クローラーが回収したサイトの情報をGoogleのデータベースに格納することです。
また、各サイトが検索エンジンにどのくらい格納されているかをインデックス数と言います。
ただインデックス数を増やせば上位表示されるのではなく、インデックスされるコンテンツの質や量も重要です。
例えば、10個の分野に1つずつ記事を出すより3個の分野でそれぞれ内容の濃い記事を出した方が良い形でインデックスされます。
よって、数を増やすより良質なコンテンツを作る方がインデクシングを改善することに繋がるということになります。
7、被リンクの獲得
外部から自社のサイトに向けられたリンクを被リンクと言います。
質の高い記事を公開しただけでは、うまくアクセス数が集まらず効果が出るまでにすごく時間がかかってしまいます。
そこで、より多くの被リンクを獲得することで上位表示されやすくなります。
しかし、被リンクの中でも質の高い被リンクを獲得する必要があります。
質の低い被リンクだと評価を下げ、逆効果になってしまうケースがあります。
被リンクを増やす具体的な方法としては、
などがあります。
8、タイトルの決定
SEO対策として良質なコンテンツを作ることは重要ですが、それと同じくらい良いタイトルをつけることは重要です。
タイトルだけでGoogleから評価されるという訳ではありませんが、タイトルとコンテンツ内容との整合性があると評価され、上位表示に繋がります。
具体的に次の要素を満たすタイトルが良いとされています。
・上位表示したいキーワードが入っている
上位表示を狙っているキーワードを入れるのですが、キーワードが多すぎてもユーザーに分かりにくくなるので2個か3個にしましょう。
・文字数が32文字以内
検索結果に表示される文字数が32文字程度なので見せたいキーワードが隠れないよう、32文字以内にする方が良いです。
・具体的な数字を使う
「私が選ぶ面白い漫画10選」のように数字を使うことによってユーザーにとって分かりやすいタイトルになり、コンテンツとの整合性も確認しやすくなります。
上記の項目を押さえてユーザがクリックしたくなるようなタイトルを決めましょう。
まとめ
自社のサイトを上位表示させるための要素を大まかにいくつか紹介しました。最初にも言った通り、ユーザーのニーズを最優先に考えてそのニーズに沿って対策することが1番重要です。そのことを忘れずにSEO対策をしていきましょう。