コンテンツマーケティングを進めていく上で、一番大切なものはコンテンツそのものです。上質なコンテンツをユーザーにお届けすることが、あなたのビジネスを成功へと導きますが、「どうやって記事を書いたらいいのかわからない」や「読者を引き込む記事はどうやって書くのか」なんて疑問お持ちではないですか？
今回は、技術編と心理編の２つのカテゴリーに分けて、ライティングを進めていく上でのヒントやコツをご紹介していきます。これらのヒントは、良いコンテンツ（記事）を製作する上で使える技術ですが、前提として良いコンテンツの作り方を理解した上での”さらなる向上を図るためのツール”として参考にしてみて下さい。
1.技術編
1-1. リサーチとニーズの追求
コンテンツを作り上げる上で一番大切なことは、ユーザーのニーズをしっかりと把握することです。自社の商品やサービスの押し売りのような書き方になってしまったり、ユーザーが求めている情報が抜けているような記事では良いコンテンツとは言えません。そういったことを回避すべく、リサーチをしっかりしましょう。正しい情報を提供するためにも、時間をかけ不明点が無いように、そしてユーザーの利益になるようなコンテンツを配信するためには徹底したリサーチが必須です。あなたが今現在知っている専門知識や情報だけでなく、さらなる理解と役に立つ情報をユーザーにお届けするために、コンテンツに関するリサーチはとても大切なステップと言えます。
1-2. アウトライン作り
記事を書く上で、アウトラインを意識することはとても重要です。ブログやウェブサイト上の記事では、主に３つのパートでアウトラインが構成されています。その３つとはトップコピー、ボディーコピー、そしてボトムコピーになっていて、それぞれが違った役割を持っています。トップコピーにはタイトルと記事の書き出し部分が含まれ、ここでは読者を引き付けるようなコンテンツを作り上げることが必須です。次のボトムコピーは、その記事の本題を書きます。小見出しなどをうまく使いセクション分けしながら、あなたが一番伝えたい内容をボディーコピーで説明して下さい。最後にボトムコピーでは、その記事のまとめと追加情報やコメントを添えて完成です。
また、起承転結と言われるように順序を追って説明することも、ユーザーにわかりやすく情報を伝えるヒントになります。ここでは、あなたが伝えたい事やその記事のメインテーマになる「主題」から始まり、次に主題をサポートする「理由」をいくつか提示します。そして、その理由をまたサポートする「根拠」をそれぞれの理由に対して説明し、「結論」へと持っていきます。この一連の流れを意識して書く事で、筋の通ったわかりやすいコンテンツが作り上げられるのです。
1-3. タイトル設定
ユーザーが何かを検索した時に、一番初めに目に留まるのがタイトルです。また、ユーザーはタイトルを見て、自分の求めている答えが見つけられそうか否か判断します。ですから、記事のタイトルは読者を引きつけ、集客数をアップさせるために最も大切なパートであると言っても過言ではありません。
タイトルを考える上で意識すべきことは、タイトルとコンテンツに関連性がしっかり見られるか、適切なキーワードが組み込まれているか、適切な長さであるか（32文字以内がベスト）などチェックポイントはいくつかあります。中でも一番大切なのは6W2H（who、whom、what、why、where、when、how、how much）を意識してブレインストーミングをし、タイトルを作り上げること。これを行うことでコンテンツとマッチした最適なタイトルを生み出すことができるからです。また、具体的な数字や簡便性を組み込むことで、よりユーザーの心に響く、わかりやすいタイトルに仕上がります。
1-4. ビジュアルコンテンツを組み込む
写真やグラフ、動画などの目で見て一目でわかるものを取り入れることで、より一層読者の理解度を増すことができます。例えば、中国語学習について書かれている記事では、ピンイン（発音）の説明をする際に短い動画を添えてみたり、東京の外国人観光客増加についての記事では、具体的な数値増加・現象を示すとともにグラフを使ってよりわかりやすく。このように目で見てわかるビジュアルコンテンツを含むことで、ユーザーは飽きることなく、コンテンツの内容を十分に理解することができます。
1-5. ペルソナの意識
「ペルソナ」とは、あなたが売りたい商品・サービスを求めているであろうユーザーをモデル化をすることです。そのユーザーがどのようなことに悩んでいて、どのようなものを欲しているのか、それをより深く理解するためにペルソナの設定をしてコンテンツを考えていきます。性別、年齢、職業、所得、世帯規模、学歴、そして住所の７つのカテゴリーに分かれており、これらを意識しながら記事を書くことで読者が持っている潜在的なニーズまでを理解し、読者が求めているもの以上の情報を発信することが可能になるのです。
1-6. アイキャッチ画像を添えて
より多くのユーザーにあなたの記事を目に留めてもらうために、アイキャッチ画像を加えるのも効果的です。リンクをクリックして一番最初に目に入る、トップページに飾られた大きな写真や、Facebookなどで見られるタイトルと一緒に添えられている画像が印象的であれば、「この記事を読んでみたい！」と思いませんか？もちろん、アイキャッチ画像は記事に関連したものである必要がありますが、タイトル設定に加え、さらなる集客が期待できるヒントになっています。また、無料ダウンロードできるPDFなどのプレゼントで読者の心を掴むことも、あなたの記事を有効化できるチャンスです。
2.心理編
2-1. ビジョンを明確にする
記事を書いた先のビジョンやゴールを明確にして、コンテンツ製作を進めることをおすすめします。例えば、ニキビが気になる方へ向けた記事を書いた時に、その先に見えるあなたのビジネスゴールはなんですか？自社商品やサービスの売り上げを伸ばすことはもちろんですが、読者に寄り添ったサービスを提供すること？会社をもっと大きくすること？あなたのビジネスビジョンをしっかり持つことでそれがやる気となり、モチベーションとなり、あなたの記事とそしてあなた自身を成功に導くでしょう。
2-2. いいねを集めるのに夢中にならない
いいねの数やページビュー数は、その記事がどれくらいの集客率を達成したのかを知る良い指標になりますが、そこにこだわるのは良くありません。集客数も大切ですが、ユーザーのニーズに基づいた価値のある記事を届けたいという信念を持って取り組みましょう。上質なコンテンツを発信することで、自然と集客数はアップするものです。
2-3. 自分の主張に自身を持つ
コンテンツを作り上げる際に、「こうやって言っても伝わらないだろうな」や「ライティング初心者の私にはうまく書けない」などの不安もあると思います。ですが、情報を発信しているということに誇りを持って良いコンテンツをお届けする努力を続けて下さい。あなたの主張に自身の無さが見えたり、主張が弱かったりすると読者も不安な気持ちになってしまいます。読者をしっかり説得できるような材料を集め、自分の言葉で自身を持って記事を書きましょう。忘れてしまいがちですが、初めは誰でもみんな初心者なんです。
まとめ
以上９つを技術編と心理編に分けてご紹介しました。上質なコンテンツをさらに良くするために、ユーザーの潜在的ニーズを理解して、さらなる集客数を導きだすためにはこちらの９つの方法が役に立つことは間違いありません。ですが、まずは読者の心を動かす、わかりやすい記事製作を目指すために、ぜひこちらの９つの方法を参考にしてみて下さい。コンテンツのみならず、あなたのビジネス、そしてあなた自身もコンテンツマーケティングを通して成長させましょう。
